四花札盃
"愛"とは何か、護るとは何か
それぞれの極道たちが命と信念をかける物語
野狐前-yakozen-
年齢27歳 身長172cm 59kg 男性
有名な落語家。
口八丁で嫌味の籠もった言い回しが多い京都人。
高座では狐のお面を被り表情を見せない。
本人曰く表情では無く所作と言葉だけで落語を演じるという
一風変わった演出のためである。
とある形で出会った極道の中狢信楽とは犬猿の仲。
異様な現象に信楽と共に巻き込まれていくうちに
いつしか不思議な縁から自分の隣にいるべき人であると思うようになる。
本人がそれを自覚しているかは謎である。
肌身離さず扇子を持ち歩き、よく扇子で信楽を叩いている。
ちなみに演目を行うときの扇子とは別物である。
現在は所属していた楽屋を離れ、信楽が野狐前の為に設立してくれた
中狢組管轄の座敷「郷藤(きょうとう)」にて店主をしている。

利見悠世-Kagami Yusei-
年齢24歳 身長184cm 72kg 男性
鷹乃組の舎弟頭。元ホストの青年。
クラブの後輩が店に訪れたガラの悪い男達に絡まれた場面に遭遇。
責任は先輩である自分が取ると後輩を庇い、
その場に居合わせた禾月に助けられた。
助けてくれた恩返しに、と自分の出来る事は何でもすると申し出る。
その際に鷹乃組へと誘われ、
その身一つでホストを辞め鷹乃組へ入ることを決める。
禾月との出会いは悠世にとって人生の転機になり
その日から今でも組長である禾月にずっと憧れている。
若さゆえに何事も勢いで生きているような部分もあるものの、
素直で飾らない性格故か周りには仲間が多い方である。
幼少期から両親は金遣いが荒く、
貧乏生活を強いられ水だけを飲んで生きてきた。
自分と似た境遇だった昂と親しくなり、無意識のうちに片想いをしていたが
突然、姿を消してしまった昂とは予想外な形で再会することになる。
ホストをしていた為、金に困っていないものの欲が無いのか
かなり狭いボロアパートで一人暮らしをしている。
組長が野狐前を気に入っている事を知っている為、なんとか喜んでもらおうと
せっせと野狐前が出演する落語のチケットや座敷に遊びに行く手配をしている。

豹刃トワ-Hyoba Towa-
年齢35歳 身長175cm 63kg 男性
関西の極道会直系豹刃組の若頭。
本名は他にあるのだが周りに「トワ」という愛称で親しまれている。
関西極道界に古くより引き継がれる弱肉強食の世界を好まず
堅気も極道も皆が楽しく過ごせるシマを目指している。
楽しいことを求めて、自分の本能のままに生きているお祭り男。
豹刃組の仕切るシマにある裏闘技場の元・王者であり戦う事が大好き。
自分を負かした現・王者である冴熊昴の男気をいたく気に入っている。
過去に別の直系組に堅気の恋人を殺されてからは、人を愛する事を拒むようになった。その反動故か夜遊びが激しく、顔が良ければ男だろうが女だろうが関係無い。
関東の三次団体・鷹乃組の組長である禾月とは、禾月が幼い頃から遊びに連れ出す仲。
自分の極道としての在り方に憧れている禾月を可愛がっている。
組長から与えられた宝刀と愛用の短刀を得物として扱う。
背中には「強者」「自由」「革命」等を意味する雪豹と
「情熱」「愛情」を意味する冬の花である椿を背負っている。


獅子守雛乃-Sisigami Hinano-
年齢18歳 身長161cm 45kg 女性
関西直系・獅子守組の令嬢。
有名なお嬢様学校に通っている。
「極道の娘」という肩書もあり、周りからは常に顔色を窺われしまい
話しかけても怖がられる為、友人が出来た試しがない。
親が極道というものは年頃の少女にとってはかなりのコンプレックス。
絶賛反抗期である。お嬢様故に世間知らずで天然な部分もある。
唯一の癒しはSNSにて写真を撮る趣味で出会った青年と会話をすることだった。
交流するうちに青年へと惹かれ、いつしか恋に落ちた雛乃は彼を一目見る為に父親に無断で家出をする。
彼との会話で関東に住んでいることを知った雛乃は関西から関東へ渡る。
初めての夜の街は雛乃の好奇心をくすぐり、浮足立っている時に男に絡まれ助けてくれたのがこのシマを仕切る鷹乃組・組長の禾月だった。
当然、関西では一人娘が失踪したと大騒ぎ。
その情報は当然禾月の耳にも入っており、送り届けようとするが雛乃は頑固として受け入れることをしない。
やがて雛乃は、関西と関東を巻き込む抗争の中心へと立たされるのだった。